“ひさかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
久方85.7%
久堅9.5%
久万4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火事の危険であった話や、父にたすけられた話や、久方ひさかたぶり、母との対面や何やかやで、雑炊ぞうすいを食べなどしているうち、夜は白々しらじらとして来ました。
おのれにまさりて物しれる人は高きいやしきを選ばず常にあい見て事尋ねとひ、あるは物語をきかまほしくおもふを、けふはこの頃にはめづらしく日影あたたかに久堅ひさかたの空晴渡りてのどかなれば
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
久万ひさかたぶりに一しょに食事をしたり、歌をうたったり、お話をしたり、また夜は同じ室に枕をならべてやすんだりして、たいへん楽しいことでありました。
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)