“かっこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恰好85.9%
郭公5.0%
格好4.4%
格構0.6%
渇仰0.6%
赫光0.6%
形状0.4%
形恰0.4%
格恰0.4%
好格0.2%
形好0.2%
形容0.2%
形態0.2%
恪好0.2%
恰形0.2%
格向0.2%
格巧0.2%
葛洪0.2%
閑古鳥0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
運動術としては男性が一番いんだそうですが、私はあの女性が好きだ、好い恰好をしているじゃありませんか。それに色彩が好い。
虚子君へ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もう、郭公も、ほととぎすも、鳴く季節ではありません。せめて、うららかな天日が、夜の嘆きを、いくらか晴らしはしませんでしたか。
紫大納言 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
そこには枝をひろげたシロマツの下の、たいへん奥まった日蔭になったところに、坐るに格好なきれいな堅い芝土がまだあった。
から止度なく想出されて、祖母が縁先に円くなって日向ぼッこをしている格構、父が眼も鼻も一つにしてようとする面相、母が襷掛で張物をしている姿などが
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
僕がもし千代子を妻にするとしたら、妻の眼から出る強烈な光にえられないだろう。その光は必ずしもを示すとは限らない。の光でも、愛の光でも、もしくは渇仰の光でも同じ事である。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「おおっ、御仏っ」泣いてさけんだ、焔へ向っても狂わしいほど感謝した。まったく、赫光大紅蓮のうちに見える生信房の男々しい働きは、生ける御仏としか見えなかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうしてその形状がいかにも不作法にでき上って、あたかも水の通り道の邪魔になるように寝たり、突っ立ったりしている。それへ水がやけにぶつかる。しかもその水には勾配がついている。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
手を引っぱられて金網の外からのぞくと、拇指位のやせたのが三つ四つ見えるだけで、掌の長さ位になっていい形恰にくくれて肥ったのが見つからない。
後庭 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
平林の村は、西と北とに山を負うて、東がけている。村の入口から出口までダラダラの坂で、道に沿うて川があるため、橋の工合、石垣のさま、その上の家の格恰、樋、水車なんどが面白い。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
に一つ不思議なことには伊之吉お米で、双児というものは身体の好格から顔立までが似ているものだそうで、他人の空似とか申して能く似ているものを見ると
その船の形好は夜でよく分らなかったけれども、幅の広い底の平たい、どうしても海に浮ぶものとは思えないやかな形をえていました。屋根は確かあったように覚えます。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そいで一寸も変な形容じゃないんです。
千世子(三) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
顎骨の角張って突出しておる所はいかにも精力絶倫らしい相貌で、手はすこぶる大きく、両脚は曲り歩くたびにを曲げて妙に腰を振る形態はちょうどゴリラの歩き振りを思わせる。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
小田原から伊東に至る十一の停車場の出口には、鋭い眼をした私服のお巡りさんたちが、眼でない、鼻をヒクヒクさせながら、まるで旅客のような恪好で、こっそり立ちはじめた。
香水紳士 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
その洋燈は細長い竹の台の上に油壺め込むようにえたもので、の胴の恰形に似た平たい底が畳へ据わるように出来ていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
も平田から聞いていた年ごろで、顔つき格向もかねて想像していた通りで、二人ともいかにも可愛らしい。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
屹度神仙が作ったんだろう、と云ってた方が勿体が付いて、却って有難くもなるのだから、尤も一説による時は、葛洪という人の著書だそうだ。
鵞湖仙人 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「その頃、山の麓に行っていると、夜は寝られないほど、騒がしいですよ。いろんな鳥が一時に鳴き出すもので……それに私の国では昼間鳴く鳥は少ないのですから。時鳥だとか、閑古鳥だとか、それからまだいろいろあります。」
北国の人 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)