格恰かっこう)” の例文
彼はいかにも怠け者が重大事件にぶつかったとでもいうような格恰かっこうで巻煙草をふかしていた。
平林の村は、西と北とに山を負うて、東がひらけている。村の入口から出口までダラダラの坂で、道に沿うて川があるため、橋の工合、石垣のさま、その上の家の格恰かっこう、樋、水車なんどが面白い。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)