形状かっこう)” の例文
日本人の妻君は寄るとさわるとヤレ丸髷まるまげ形状かっこういの、何処どこ髪結かみゆいさんが結いました
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そうしてその形状かっこうがいかにも不作法ぶさほうにでき上って、あたかも水の通り道の邪魔になるように寝たり、突っ立ったりしている。それへ水がやけにぶつかる。しかもその水には勾配こうばいがついている。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もっとも南京豆の中でも粒のく大きいものやまる形状かっこうのものは脂肪あぶらが多くって油を取るにはようございますけれども食用に適しません。少し細長い中位な粒ので大層美味しい種類があります。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)