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『山寺』
ふりがな文庫
『
山寺
(
やまでら
)
』
夕闇の部屋の中へ流れ込むのさへはつきりと見えてゐた霧はいつとなく消えて行つて、たうとう雨は本降りとなつた。あまりの音のすさまじさに縁側に出て見ると、庭さきから直ぐ立ち竝んだ深い杉の木立の中へさん/\と降り注ぐ雨脚は一帶にただ見渡されて、木立 …
著者
若山牧水
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約19分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
際
(
きり
)
眞實
(
まつたく
)
慘
(
いたま
)
郭公
(
かつこう
)
濕
(
し
)
宿
(
しゆく
)
燻
(
いぶ
)
既
(
も
)
轉居
(
ひつこし
)
吝嗇
(
けち
)
先刻
(
さつき
)
金聾
(
かなつんぼ
)
虎杖
(
いたどり
)
闌
(
た
)
下枝
(
しづえ
)
獨活
(
うど
)
難有
(
ありがた
)
概略
(
あらまし
)
杜鵑
(
ほととぎす
)
慊
(
あきた
)
惡戲
(
いたづら
)
寂
(
さび
)
失敗
(
しくじ
)
呂律
(
ろれつ
)
勿體
(
もつたい
)
兩個
(
ふたり
)