“二声”のいろいろな読み方と例文
旧字:二聲
読み方(ふりがな)割合
ふたこえ68.8%
ふたこゑ25.0%
にせい6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのときもうそろそろしらみかかってきた大空おおぞらの上を、ほととぎすが二声ふたこえ三声みこえいてとおって行きました。
(新字新仮名) / 楠山正雄(著)
声は、cha — cha というように、二声ふたこえに詰まって聞こえるかと思うと、cha — cha — cha と三声のこともある。
仏法僧鳥 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
両三日来非常にす。東の方に雲が立つ日もあった。二声ふたこえ三声雷鳴らいめいを聞くこともあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
あちらのもりでふくろうが、二声ふたこえずつくぎってきはじめました。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
とばかりで、二声ふたこえ聞いたやうに思つただけで、何の気勢けはいもしない。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
声は、cha—cha といふやうに、二声ふたこゑに詰まつて聞こえるかと思ふと、cha—cha—cha と三声のこともある。
仏法僧鳥 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
二声ふたこゑばるゝ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かく/\と語れば、「そはけがたき事」とうちかたぶき打かたぶきするほどに、又も一声ひとこゑ二声ふたこゑうちしきれば、「あれが声を郭公ほとゝぎすとや。いかにしてさはおぼしつるぞ、いとよき御聞おんききざま」と、友は口おほひもしあへずみくつがへる。
すゞろごと (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何時いつにか前の幕で紅雀の紛失ふんじつして居たのは隣人の盗んだのである事を主人みづかのちの幕で静かに問ひ詰め、突然その隣人の喉に蛇の如く弁髪を巻き附けて締めながら、隣人が「それは自分だ」と二声ふたこゑ自白する間に両方の顳顬こめかみを悠然と一刀づつ刺す。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
一声いつせい二声にせい………
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)