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『すゞろごと』
ふりがな文庫
『
すゞろごと
(
すずろごと
)
』
ほとゝぎす ほとゝぎすの声まだしらねば、いかにしてか聞かばやと恋しがるに、人の訪ひ来て、「何かは聞えぬ事のあるべき。我が宿の大樹にはとまりてさへ鳴くものを、夜ふけ枕にこゝろし給へ。近く聞く時は唯一こゑあやしき音に聞きなさるれど、遠くなりゆく …
著者
樋口一葉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
明
(
あけ
)
御聞
(
おんき
)
消息
(
せうそこ
)
口惜
(
くちを
)
唯一
(
たゞひと
)
鳴
(
なく
)
不審
(
いぶ
)
道理
(
ことわり
)
大樹
(
おほき
)
笑
(
ゑ
)
出
(
いで
)
一声
(
ひとこゑ
)
打
(
うち
)
打出
(
うちいだ
)
子規
(
ほとゝぎす
)
羨
(
うら
)
覚
(
さ
)
郭公
(
ほとゝぎす
)
猶
(
なほ
)
異
(
こと
)
来
(
き
)
細
(
こま
)
旧
(
ふる
)
訪
(
と
)
鳴出
(
なきいづ
)
後
(
のち
)
二声
(
ふたこゑ
)
唯
(
たゞ
)
堪
(
た
)
今宵
(
こよひ
)
宵
(
よひ
)
待
(
まち
)
岡
(
をか
)
音
(
ね
)
驚
(
おどろ
)
閨
(
ねや
)
三日
(
みつか
)
一
(
ひと
)
二日
(
ふつか
)
五月
(
さつき
)
今
(
いま
)
一夜
(
ひとよ
)
何時
(
いつ
)
初音
(
はつね
)
此宿
(
こゝ
)
枕
(
まくら
)
夜
(
よ
)
暁
(
あかつき
)
夜頃
(
よごろ
)
嬉
(
うれ
)
故人
(
こじん
)
承
(
う
)
打見
(
うちみ
)
宿
(
やど
)
御軒
(
おんのき
)
居直
(
ゐなほ
)
得
(
え
)