“青縞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおじま33.3%
あおしま16.7%
あをじま16.7%
めく16.7%
めくらじま16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きい銀杏いちょうの木が五六本、その幹と幹との間にこれから織ろうとする青縞あおじまのはたをかけて、二十五六のくし巻きの細君が、しきりにそれをていた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
埼玉県の加須かぞ羽生はにゅうの「青縞あおしま」も名がありましたが、あいを生命としている縞物しまものだけに、本藍ほんあいから離れたことは大きな引目ひけめといえましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
青縞あをじま茶縞ちやじま茶縞ちやじまのおべべ
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
殊に子供の腰揚げが深く、辨財天、毘沙門天、布袋、福祿壽の腰から下が青縞めくの地にかくれて、裾と足とだけが見えるのは興が深い。
海郷風物記 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
世話人の重立つた人達、それは昔見た時よりも年を取り白髪しらがが多くなつてゐるばかりで、矢張或者は青縞めくらじまの製織に、ある者は小作の取り上げに、或者は養蚕やうさんの事業に一生懸命に携はつてゐるのを見た。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)