“加須”の読み方と例文
読み方割合
かぞ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵の産物としては騎西きさい加須かぞ鯉幟こいのぼりもその一つに挙げるべきでありましょう。五月の節句に勢いよく高くなびくあの幟であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
母親は小川で後ろ向きになってせっせと何か物を洗っていた。加須かぞに通う街道には畠があったり森があったりはんの並木があったりした。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
埼玉県の加須かぞ羽生はにゅうの「青縞あおしま」も名がありましたが、あいを生命としている縞物しまものだけに、本藍ほんあいから離れたことは大きな引目ひけめといえましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)