“引目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひけめ80.0%
ひきめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
埼玉県の加須かぞ羽生はにゅうの「青縞あおしま」も名がありましたが、あいを生命としている縞物しまものだけに、本藍ほんあいから離れたことは大きな引目ひけめといえましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
私などから世話を受けている、ということを、何かご自身の、ひどい引目ひけめででもあるかのように思い込んでいなさるのです。
駈込み訴え (新字新仮名) / 太宰治(著)
人物の顔が全部、「引目ひきめかぎ鼻」になつてゐることはこの絵巻の特徴である。まどろんでゐるやうに、眼を一直線に描き、鼻はすべて単純に淡く「かぎ」の形で表現されてゐる。