“めくらじま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盲目縞46.0%
盲縞44.0%
目暗縞6.0%
目倉縞2.0%
青縞2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒いところはすっかり洗い落されて、昔に変るのは茶筅ちゃせん押立おったてた頭が散切ざんぎりになっただけのこと。身体からだには盲目縞めくらじまの筒袖を着ていました。
日頃遊び仲間の髢屋かもじやの幸吉や船頭の鉄公などに見付からぬように急いで家へ帰り、盲縞めくらじまの学校着をついの黄八丈の不断着に着更えるや否や
少年 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
岩角に突っ張った懸命のこぶしを収めて、肩から斜めに目暗縞めくらじまからめた細引縄に、長々と谷間伝いを根限り戻り舟をいて来る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
とにかく引き返して目倉縞めくらじまそばまで行くと、どてらはさもれ馴れしい声で
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
世話人の重立つた人達、それは昔見た時よりも年を取り白髪しらがが多くなつてゐるばかりで、矢張或者は青縞めくらじまの製織に、ある者は小作の取り上げに、或者は養蚕やうさんの事業に一生懸命に携はつてゐるのを見た。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)