“氣絶”の読み方と例文
新字:気絶
読み方割合
きぜつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれくるしさにむねあたりむしり、病院服びやうゐんふくも、シヤツも、ぴり/\と引裂ひきさくのでつたが、やが其儘そのまゝ氣絶きぜつして寐臺ねだいうへたふれてしまつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
氣絶きぜつするほど甲板かんぱんうへ投倒なげたふされて、折角せつかくたかまつたわたくしはな無殘むざん拗折へしをられてしまつた。
翌月あくるつき二度目にどめときに、それでも氣絶きぜつはしませんでございました。そして、仙人せんにんちましたのははりではありません、きんくだで、みやくして、くだから生血いきちはれるつてことおぼえたのです。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)