“二度目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にどめ80.0%
ふたゝびめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以前いぜん持主もちぬし二度目にどめのはお取次とりつぎ一人ひとり仕込しこんだおぼえはないから、ひとたちは無論むろんことみなと出入ではひる、國々くに/″\島々しま/″\のものにたづねても、まるつきしつうじない、希有けう文句もんくうたふんですがね
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それも道理だうりゆき夜道よみちしてとはひかねてこゝろならねどまた暫時しばらく二度目にどめれしちやかをうすらぐころになりてもおともなければいまぬものかるものかてにもならずてにして何時いつといふ際限さいげんもなしちがひになるともそれは
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一たびは朝早く我机辺に泣くを見出し、二度目ふたゝびめには雨ふりしきる日に垣の外より投入れられぬ。三度目みたびめは我が居らざりし時の事なれば知らず。浮世の辛らきは人の上のみにあらずと覚えたり。
秋窓雑記 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)