二度目ふたゝびめ)” の例文
一たびは朝早く我机辺に泣くを見出し、二度目ふたゝびめには雨ふりしきる日に垣の外より投入れられぬ。三度目みたびめは我が居らざりし時の事なれば知らず。浮世の辛らきは人の上のみにあらずと覚えたり。
秋窓雑記 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)