『秋窓雑記(しゅうそうざっき)』
第一 かなしきものは秋なれど、また心地好きものも秋なるべし。春は俗を狂せしむるに宜れど、秋の士を高うするに如かず。花の人を酔はしむると月の人を清ましむるとは、自から味を異にするものあり。喜楽の中に人間の五情を没了するは世俗の免かるゝ能はざる …
作品に特徴的な語句
宜(よけ) 斯(こゝ) 比(ひと) 味(あじはひ) 遣(おく) 便(よすが) 情(こゝろ) 自(おのづ) 清(す) 蓋(おほ) 一(ひとつ) 斯(かゝ) 心(むね) 庵(いほ) 光景(けしき) 何人(なにびと) 物色(けしき) 思(おもひ) 覗(うかゞ) 穢物(ゑぶつ) 雖(いへども) 抛(な) 後(うしろ) 洩(もれ) 類(たぐひ) 下(お) 咽(のど) 落(おち) 僅(わづ) 蟋蟀(きりぎりす) 況(ま) 難(かた) 爰(こゝ) 駕御(がぎよ) 真(まこと) 真意(まごゝろ) 障(さは) 稍(やゝ) 造詣(ざうけい) 穿(うが) 聊(いさゝ) 能(あた) 躰(たい) 曲物(くせもの) 如(し) 中(なか) 凋落(てうらく) 亦(ま) 今年(こんねん) 愛(め) 其(そ) 悲(かなし) 健全(すこやか) 微恙(びやう) 芥(あくた) 三度(みたび) 萩薄(はぎすゝき) 其角(きかく) 裡(うち) 健(すこや) 住家(すみか) 些技(さぎ) 音(ね) 頻(しき) 中(うち) 情(なさけ) 杜(もり) 来(きた) 欣楽(きんらく) 斯(か) 数奇(すき) 披(ひら) 我庵(わがいほ) 然(しか) 凛乎(りんこ) 狭陋(けふろう) 忽(たちま) 矮少(わいせう) 左(さ) 媚(こ) 籬(まがき) 喞(かこ)