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『秋窓雑記』
ふりがな文庫
『
秋窓雑記
(
しゅうそうざっき
)
』
第一 かなしきものは秋なれど、また心地好きものも秋なるべし。春は俗を狂せしむるに宜れど、秋の士を高うするに如かず。花の人を酔はしむると月の人を清ましむるとは、自から味を異にするものあり。喜楽の中に人間の五情を没了するは世俗の免かるゝ能はざる …
著者
北村透谷
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「女學雜誌 三三〇號」女學雜誌社、1892(明治25)年10月22日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
宜
(
よけ
)
斯
(
こゝ
)
比
(
ひと
)
味
(
あじはひ
)
遣
(
おく
)
便
(
よすが
)
情
(
こゝろ
)
自
(
おのづ
)
清
(
す
)
蓋
(
おほ
)
一
(
ひとつ
)
斯
(
かゝ
)
心
(
むね
)
庵
(
いほ
)
光景
(
けしき
)
何人
(
なにびと
)
物色
(
けしき
)
思
(
おもひ
)
覗
(
うかゞ
)
穢物
(
ゑぶつ
)
雖
(
いへども
)
抛
(
な
)
後
(
うしろ
)
洩
(
もれ
)
類
(
たぐひ
)
下
(
お
)
咽
(
のど
)
落
(
おち
)
僅
(
わづ
)
蟋蟀
(
きりぎりす
)
況
(
ま
)
難
(
かた
)
爰
(
こゝ
)
駕御
(
がぎよ
)
真
(
まこと
)
真意
(
まごゝろ
)
障
(
さは
)
稍
(
やゝ
)
造詣
(
ざうけい
)
穿
(
うが
)
聊
(
いさゝ
)
能
(
あた
)
躰
(
たい
)
曲物
(
くせもの
)
如
(
し
)
中
(
なか
)
凋落
(
てうらく
)
亦
(
ま
)
今年
(
こんねん
)
愛
(
め
)
其
(
そ
)
悲
(
かなし
)
健全
(
すこやか
)
微恙
(
びやう
)
芥
(
あくた
)
三度
(
みたび
)
萩薄
(
はぎすゝき
)
其角
(
きかく
)
裡
(
うち
)
健
(
すこや
)
住家
(
すみか
)
些技
(
さぎ
)
音
(
ね
)
頻
(
しき
)
中
(
うち
)
情
(
なさけ
)
杜
(
もり
)
来
(
きた
)
欣楽
(
きんらく
)
斯
(
か
)
数奇
(
すき
)
披
(
ひら
)
我庵
(
わがいほ
)
然
(
しか
)
凛乎
(
りんこ
)
狭陋
(
けふろう
)
忽
(
たちま
)
矮少
(
わいせう
)
左
(
さ
)
媚
(
こ
)
籬
(
まがき
)
喞
(
かこ
)