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微恙
ふりがな文庫
“微恙”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
びよう
83.3%
びやう
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びよう
(逆引き)
さきごろ
微恙
(
びよう
)
だったという便りを手にしたせいかもしれない。正造は、隣家の屋根へきて啼く鴉のこえをききながら、硯の蓋をとった。
渡良瀬川
(新字新仮名)
/
大鹿卓
(著)
彼は我が児以上に春琴の身を案じたまたま
微恙
(
びよう
)
で欠席する等のことがあれば直ちに
使
(
つかい
)
を道修町に走らせあるいは自ら
杖
(
つえ
)
を
曳
(
ひ
)
いて
見舞
(
みま
)
った。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
微恙(びよう)の例文をもっと
(15作品)
見る
びやう
(逆引き)
世の常ならば生面の客にさへ交を結びて、旅の憂さを慰めあふが航海の習なるに、
微恙
(
びやう
)
にことよせて
房
(
へや
)
の裡にのみ籠りて、同行の人々にも物言ふことの少きは、人知らぬ恨に頭のみ惱ましたればなり。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
斯
(
か
)
く我は
真意
(
まごゝろ
)
を以て
微恙
(
びやう
)
ある友に書き
遣
(
おく
)
れり。
秋窓雑記
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
微恙(びやう)の例文をもっと
(3作品)
見る
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
恙
漢検1級
部首:⼼
10画
“微”で始まる語句
微笑
微
微塵
微風
微行
微妙
微暗
微酔
微醺
微睡
検索の候補
御微恙
“微恙”のふりがなが多い著者
大鹿卓
尾崎紅葉
橘外男
吉川英治
森鴎外
北村透谷
谷崎潤一郎
永井荷風
長谷川時雨
山本周五郎