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微恙
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びやう
ふりがな文庫
“
微恙
(
びやう
)” の例文
世の常ならば生面の客にさへ交を結びて、旅の憂さを慰めあふが航海の習なるに、
微恙
(
びやう
)
にことよせて
房
(
へや
)
の裡にのみ籠りて、同行の人々にも物言ふことの少きは、人知らぬ恨に頭のみ惱ましたればなり。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
斯
(
か
)
く我は
真意
(
まごゝろ
)
を以て
微恙
(
びやう
)
ある友に書き
遣
(
おく
)
れり。
秋窓雑記
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
世の常ならば
生面
(
せいめん
)
の客にさへ
交
(
まじはり
)
を結びて、旅の憂さを慰めあふが航海の
習
(
ならひ
)
なるに、
微恙
(
びやう
)
にことよせて
房
(
へや
)
の
裡
(
うち
)
にのみ
籠
(
こも
)
りて、同行の人々にも物言ふことの少きは、人知らぬ恨に
頭
(
かしら
)
のみ悩ましたればなり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
恙
漢検1級
部首:⼼
10画
“微”で始まる語句
微笑
微
微塵
微風
微行
微妙
微暗
微酔
微醺
微睡