“夜道”の読み方と例文
読み方割合
よみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたし此處こゝから四十あまへだたつた、おなじ雪深ゆきぶかくにうまれたので、うした夜道よみちを、十ちやうや十五ちやう歩行あるくのはなんでもないとおもつたのであります。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
コロ、コロ、とくるまは、かぜく、くらい、かわいた夜道よみちをきしってゆきます。きょうは、そのくるまおとが、おじいさんのくるまおとに、よくていました。
少女がこなかったら (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なぜわしに隠していた。幼い女ひとりが夜道よみちして何かのあやまちがあったらどうするぞ。わしも今夜から一緒にゆく」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)