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二度目
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にどめ
以前の
持主、
二度目のはお
取次、
一人も
仕込んだ
覺えはないから、
其の
人たちは
無論の
事、
港へ
出入る、
國々島々のものに
尋ねても、まるつきし
通じない、
希有な
文句を
歌ふんですがね
それも
道理雪の
夜道押してとは
言ひかねて
心ならねど
又暫時二度目に
入れし
茶の
香り
薄らぐ
頃になりても
音もなければ
今は
來ぬものか
來るものか
當てにもならず
當てにして
何時といふ
際限もなし
行き
違ひになるともそれは
印半纏一枚に
燒け
出されて、いさゝかもめげないで、
自若として
胸をたゝいて
居るのに、なほ
万ちやんがある。
久保田さんは、まる
燒けのしかも
二度目だ。さすがに
淺草の
兄さんである。
翌月、
二度目の
時に、それでも
氣絶はしませんでございました。そして、
仙人の
持ちましたのは
針ではありません、
金の
管で、
脈へ
刺して、
其の
管から
生血を
吸はれるつて
事を
覺えたのです。