“逗子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ずし85.4%
づし14.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄妹は逗子へ泳ぎに行き、友だちのところへ寄つたと見えてまだ帰らない。涌子夫人は夫に食事の世話をしつゝ、自分も食べ終つた。
蝙蝠 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
もう十二年である、相州逗子の柳屋というを借りて住んでいたころ、病後の保養に童男一人連れて来られた婦人があった。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
にいつたその逗子時分は、農家のやぶをると、すぐ田越川れのきで、一本橋は、たゞ一面蘆原
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
何故だらうと思つて聞いて見ると、この奥さんの良人逗子の別荘にを養つてゐた時分、奥さんは千枝ちやんをつれて、一週間に二三度東京逗子間を往復したが
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)