“蘆原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あしはら84.6%
あしわら7.7%
あわら7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安藤謹んで曰く、今日蘆原あしはらを下人二三人召連通めしつれとおり候処、蘆原より敵か味方かととい、乗掛見れば、さむらい一人床机に掛り、下人四五人ならび居たり。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それを友達に話すと、若は精神病者になるなぞとおどされた。しかもそんな例はあとにも先にもただ一度で、爾来じらい四十余年、幸いに蘆原あしわら将軍の部下にも編入されずにいる。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
越前坂井郡に蘆原あわらという有名な温泉がある。三国のみなとの少し上流であって、また川の積土の上に開かれた新地の村である。美濃、飛騨などには最も多くの阿原がある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)