“蘆花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろか75.0%
ろくわ12.5%
ロカ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本も、——彼の小学時代に何度も熱心に読み返した蘆花ろかの「自然と人生」やラボックの翻訳「自然美論」も勿論彼を啓発した。
徳富蘆花ろくわ氏の「自然と人生」は「武蔵野」と好対照を示すものであらう。自然を写生してゐることはどちらも等しいのに違ひない。が、後者は前者よりも沈痛な色彩を帯びてゐる。
蘆花ロカ叢裡ソウリペンノ舟、俊傑ニワカノ地ニ遊ブ——口にして何べんも読んではみるが、謎は謎で、思い当ってくるふしもない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)