“徳富蘆花”の読み方と例文
読み方割合
とくとみろか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「別に憤慨しているのではないけれど、世間にはよくばか者があって、碧瑠璃園へきるりえん徳富蘆花とくとみろかのようないい加減な通俗小説をえい方の標準にして俗悪な批評をするものが多いから」
猫八 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
おまけにこのまちの智識階級はやっと徳富蘆花とくとみろか程度なのね。きのうも女学校の時のお友達に会ったら、今時分やっと有島武郎ありしまたけおを発見した話をするんじゃないの? そりゃあなた、なさけないものよ。
文放古 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)