“蘆葦茅草”の読み方と例文
読み方割合
ろいぼうそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時分、捨小舟とは程遠からぬ川原の蘆葦茅草ろいぼうそうの中の、先達せんだってイヤなおばさんの屍体を焼いた焼跡あたりから、一つのお化けが現われました。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一口に言えば蘆葦茅草ろいぼうそうの中の川原の石の磊嵬らいかいたるところに、置き捨てられたまだ新しい白木の長い箱が一つある。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
例の蘆葦茅草ろいぼうそうの合間合間に、水たまりがあり、蛇籠じゃかごがあり、石ころがあって、どうしても進み難いところがある。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)