“葭原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よしわら60.0%
よしはら40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其の頃葭葦よしあしえて居たのを埋立うめたったから葭原よしわらというのだが、後に江戸繁昌を祝してよしの字を書いて、吉原と読ませるんだという事を聞いてるが
今、どしどし家を建てている町中の、葭原よしわらという沼地を、何十町歩と、私たちのために、おかみから下さいました。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木立という木立で蝉が勇ましく鳴き立て、空気に縮緬皺ちりめんじわでも寄るかとさえ思いました。眩しく光る葭原よしはらの中からよしきりが皮膚をつねるような鳴き声を立てゝ、快活に葭から出たり入ったりしています。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
葭原よしはらによしはらすずめ
駱駝の瘤にまたがつて (旧字旧仮名) / 三好達治(著)