“厨子野耕介”の読み方と例文
読み方割合
ずしのこうすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(武蔵はゆうべおそくまで、旅籠の前の刀屋へ行って話しこんでいたらしいが、今朝は旅籠を引払って斜向すじむかいの刀研かたなとぎ厨子野耕介ずしのこうすけの家の中二階へ移った)
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それが亭主の厨子野耕介ずしのこうすけという男らしいのである。肉の薄い、そして粘土ねんどのような青い顔には研師のようなするどさも見えない。月代さかやきからおとがいまでは、怖ろしく長い顔に見えた。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、その当時の頃の思い出を一つ二つ話すと、厨子野耕介ずしのこうすけは非常な驚き方をして
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)