“刀研”の読み方と例文
読み方割合
かたなとぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(武蔵はゆうべおそくまで、旅籠の前の刀屋へ行って話しこんでいたらしいが、今朝は旅籠を引払って斜向すじむかいの刀研かたなとぎ厨子野耕介ずしのこうすけの家の中二階へ移った)
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さ。そこでござる。わしは刀を研ぐとは看板に出しておらぬ。お侍方のたましいを研ぐものなりと——人は知らず——わしの習うた刀研かたなとぎの宗家では教えられたのじゃ」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いえ、旅籠はたごは引払って、そこのすぐ前にある刀研かたなとぎの耕介の家へ移ったそうで」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)