“挙手”のいろいろな読み方と例文
旧字:擧手
読み方割合
きょしゅ94.1%
きよしゆ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男は其処そこへ来るごとに直立して、硝子扉ごしの私達を見上げ莞爾かんじとしては挙手きょしゅの礼をしました。私達もだまって素直に礼を返してやりました。
病房にたわむ花 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「はッ」参謀は、粛然しゅくぜんとして、挙手きょしゅの礼をした。(参謀長も、飛行隊の出動命令に、不満を持っていられるんじゃ)と思った。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
小笠原氏をがさはらしは、くるり向直むきなほつて、挙手きよしゆをしさうないきほひで
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)