“急迫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうはく50.0%
あせれ25.0%
きふはく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすが、甲州流こうしゅうりゅう軍学家ぐんがっか智謀ちぼうのたけた民部みんぶといえども、この急迫きゅうはく処置しょちには、ほとんど困惑こんわくしたらしく、憂悶ゆうもんの色がそのおもてをくらくしている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
履や否直にかけだし追付んと急迫あせれども駕籠はいづれに行しや見えず猶も追付んと足にまかせて急ぎけれども一向に影だに見えざれば餘りの不審いぶかしさに向ふより來る二三人の旅人に各々方は斯樣々々かやう/\の駕籠に行逢ゆきあひ給はずやと問けるに知ずと云も有しが其中の一人が其駕籠かごは今方たしか此後の松原から南の横道よこみちへ一人の男が付て急ぎ行しと云にぞ偖は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
〔譯〕急迫きふはくは事をやぶる。寧耐ねいたいは事をす。