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こひさん
ふりがな文庫
“こひさん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
懺悔
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懺悔
(逆引き)
もしわれにして、汝ら沙門の恐るる如き、兇険無道の悪魔ならんか、夫人は必ず汝の前に
懺悔
(
こひさん
)
の涙をそそがんより、速に不義の
快楽
(
けらく
)
に耽って、堕獄の
業因
(
ごういん
)
を成就せん
るしへる
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
右紅毛の
伴天連
(
ばてれん
)
ろどりげ儀、
今朝
(
こんてう
)
、
伊留満
(
いるまん
)
共相従へ、隣村より篠宅へ参り、同人
懺悔
(
こひさん
)
聞き届け候上、一同宗門仏に加持致し、或は異香を
焚
(
た
)
き
薫
(
くゆ
)
らし、或は神水を振り
濺
(
そそ
)
ぎなど致し候所
尾形了斎覚え書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
とある年の秋の夕暮、われ独り南蛮寺の
境内
(
けいだい
)
なる
花木
(
はなき
)
の茂みを歩みつつ、同じく
切支丹
(
きりしたん
)
宗門の門徒にして、さるやんごとなきあたりの夫人が、涙ながらの
懺悔
(
こひさん
)
を思いめぐらし居たる事あり。
るしへる
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
屡
(
しばしば
)
DS が
天人
(
てんにん
)
のために苦しめらる。汝知らずや、さきの日汝が
懺悔
(
こひさん
)
を聞きたる夫人も、「るしへる」自らその耳に、
邪淫
(
じゃいん
)
の言を囁きしを。ただ、わが心弱くして、飽くまで夫人を
誘
(
さそ
)
う事能わず。
るしへる
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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