“閲歴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えつれき94.1%
ライフ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身をせめて深く懺悔ざんげするといふにもあらず、唯臆面おくめんもなく身の耻とすべきことどもみだりに書きしるして、或時は閲歴えつれきを語ると号し
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
彼が魏でも屈指の良将軍たることは誰も認めていたし、実戦の閲歴えつれきも豊かで、曹操に仕えて以来の武勲もまた数えきれない程である。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それに就いては小説的の閲歴ライフがあるのさ、情夫いろぢやない、亭主がある、此奴こいつが君、我々の一世紀ぜんに鳴した高利貸アイスで、赤樫権三郎あかがしごんざぶろうと云つては、いや無法な強慾で、加ふるに大々的媱物いんぶつと来てゐるのだ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)