“えつれき”の漢字の書き方と例文
語句割合
閲歴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
課長の言う通り、皆一癖も二癖もある。人数は五人だが、粒が揃っている。早分りのするようにこゝで閲歴えつれきを紹介して置こう。
妻の秘密筥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
若い女の身で、鉄火の世界を渡り歩いていることだけは明瞭だが、どんな閲歴えつれきを持ち、どんな親分の後楯があるか、さっぱり、わからない。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
その夜、かれはおそろしい夢をみた——もしも次のような肉体的でかつ精神的な閲歴えつれきを夢と呼ぶことができるとすれば。