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徃復
仕方がないから、
猶三四
回書面で
徃復を
重ねて
見たが、
結果はいつも
同じ
事で、
版行で
押した
樣に
何れ
御面會の
節を
繰り
返して
來る
丈であつた。
鬼怒川を
徃復する
高瀬船の
船頭が
被る
編笠を
戴いて、
洗ひ
曝しの
單衣を
裾は
左の
小褄をとつて
帶へ
挾んだ
丈で、
飴は
箱へ
入れて
肩から
掛けてある。
河面は
対岸の
空に
輝く
朝日ビールの
広告の
灯と、
東武電車の
鉄橋の
上を
絶えず
徃復する
電車の
燈影に
照され、
貸ボートを
漕ぐ
若い
男女の
姿のみならず