“人馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんば69.2%
にんめ7.7%
ニンマ7.7%
ひとうま7.7%
ジンバ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは元久二年六月二十二日の微明びめいであった。畠山六郎の家へ一隊の人馬じんばが押し寄せた。その時六郎の家には主従十五人しかいなかった。
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
彼の二百五十歳の朝、人馬にんめシエッペラアクは人馬にんめの族の宝物の在る黄金の櫃に行って、その櫃に納められた護身まもり符を取り出した。
人馬のにひ妻 (新字新仮名) / ロード・ダンセイニ(著)
人馬ニンマと言ふ名は、此村の真の種姓スジヤウを、暗に、示してゐる様に思はれる。何にせよ、石山の生き如来の為に、人として馬の様に働いてから、願泉寺衆をかう称へることになつたのださうである。
折口といふ名字 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
入口の前には一年生であろう、子供のような生徒が六七人、人馬ひとうまか何かして遊んでいたが、先生の姿を見ると、これは皆先を争って、丁寧に敬礼する。
毛利先生 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
人馬ジンバ とらつく 明るくとほる
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)