“にんめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人目80.0%
人馬20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つゞいて引掛ひつかゝつたのがおないへ子守兒こもりつこ二人ふたり、三人目にんめ部屋頭へやがしらなんとかおやぢ女房にようばうであつた。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あとなる一人ひとりは、中脊ちうぜいほそをとこで、眞中まんなかの、盲目婦めくらをんなかみかげにもかくれさうに、おびからだ附着くツつけて行違ゆきちがつたのであるから、なり恰好かつかうれも判然はつきりとしないなかに、の三人目にんめのが就中なかんづくおぼろえた。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼の二百五十歳の朝、人馬にんめシエッペラアクは人馬にんめの族の宝物の在る黄金の櫃に行って、その櫃に納められた護身まもり符を取り出した。
人馬のにひ妻 (新字新仮名) / ロード・ダンセイニ(著)
砂深い和らかい地の草に始めて人馬にんめの足が触れた時、歓喜のあまり彼は銀の角笛を吹いた、彼は躍り跳ね飛び廻り何里となく跳ね飛んだ。
人馬のにひ妻 (新字新仮名) / ロード・ダンセイニ(著)
シエッペラアクが立ち去る時、人馬にんめ族伝来の宝であるかの銀の角笛を彼は三吹きふいた。それが彼の婚礼の鐘であった。
人馬のにひ妻 (新字新仮名) / ロード・ダンセイニ(著)