-
トップ
>
-
部屋頭
と、
申出ました
處、
部屋頭が
第一番。いづれも
當御邸の
御家風で、おとなしい、
實體なものばかり、
一人も
異存はござりません。
折助の上には
役割、
小頭、
部屋頭というようなものがあって、それは折助の出入りを
司り、兼ねてその
博奕のテラと折助の頭を
刎ねるが、これらは多少、親分肌の気合を持っている。
其に、あゝ、
何とかの
端本か、と
部屋頭が
本の
名を
存じて
居りますから、
中の
歌も
此から
引出しましたのでは
先刻承知とやらでござりませう。