“煉瓦石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れんがせき66.7%
れんぐわせき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何でこしらえたかというと土の付いた儘の芝草しばくさ煉瓦石れんがせきのような具合に、長さ一尺二寸、幅七寸、厚さ三寸位に切って干し固め、それを積み立てて家を拵える。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
はやく適当の日本人を招聘しょうへいして、大学相当の講義を開かなくっては、学問の最高府たる大学も昔の寺子屋同然のありさまになって、煉瓦石れんがせきのミイラと選ぶところがないようになる。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
牛肉ギウニクヒトケルヤ開化之薬舗カイクワノヤクホニシテシカシテ文明ブンメイ良剤リヤウザイナリ」と言ひ、京橋に建てられた煉瓦石れんぐわせきの家を見ては
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)