“煉瓦色”の読み方と例文
読み方割合
れんがいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕ぐれとなって、太陽が水平線にしずむと、西の空にうかぶ雲は、レモン色の美しさ、それが煉瓦色れんがいろになり、やがて紅色に、だんだんと鉄色の夕やみになってしまった。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
砂の上をはっている甲虫で頭が黒くて羽の煉瓦色れんがいろをしているのも二三匹見かけた。コメススキや白山女郎花はくさんおみなえしの花咲く砂原の上に大きな豌豆えんどうぐらいの粒が十ぐらいずつかたまってころがっている。
小浅間 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
煉瓦色れんがいろの肌を出し
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)