“石神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしがみ57.1%
しゃくじん14.3%
せきしん14.3%
シャグジ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石神いしがみ神社の祭りで、村から村に、阿佐ヶ谷神楽かぐらの馬鹿ばやしが、ほがらに聞えている秋の一日だった。
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本邦でも中尊寺の鶏足洞、遠州の鶏足山正法寺など、柳田氏の『石神しゃくじん問答』に古く鶏を神とした俗より出た名のごとく書いたようだが、全く弥勒と迦葉の仏説に因った号と察する。
明治四十三年、私は『石神せきしん問答』という本を出した。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
蘇民将来の伝説は、道祖神、石神シャグジ、庚神などの正体と共に、今もって全く謎だ。ソミンショーライという音からして日本語とは異質の感じであるが、蘇民という漢字にこだわるのは、いけないようだ。