“肘木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひじき75.0%
ひぢき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軒の肘木ひじきや屋根裏もなかなか面白い。煉瓦れんが甃石しきいしもいいものだね。台湾に住めばこういううちに住みたくなるのが当然なんだがなあ。
台湾の民芸について (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
それはおもての舟梁ふなばりとその次の舟梁とにあいているあなに、「たてじ」を立て、二のたてじにむねを渡し、肘木ひじきを左右にはね出させて、肘木と肘木とを木竿でつらねて苫を受けさせます。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
椽板椽かつら亀腹柱高欄垂木ます肘木ひぢきぬきやら角木すみぎの割合算法、墨縄すみの引きやう規尺かねの取り様余さず洩さず記せしもあり、中には我の為しならで家に秘めたる先祖の遺品かたみ、外へは出せぬ絵図もあり
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)