“墨縄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すみなわ42.9%
すみ28.6%
なは14.3%
なわ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惟任これとうにも似げない小心。そのような儀、いずれでもよい。要は天守閣の絵図、墨縄すみなわの資料など、そちの手もとにあるのか、ないのか」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
墨縄すみの引きよう規尺かねの取りよう余さずらさず記せしもあり、中には我のせしならで家に秘めたる先祖の遺品かたみ、外へは出せぬ絵図もあり、京都きょうやら奈良の堂塔を写しとりたるものもあり
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
斯様かう彼様あゝ穿れ、此処を何様して何様やつて其処に是だけ勾配有たせよ、孕みが何寸凹みが何分と口でも知らせ墨縄なはでも云はせ、面倒なるは板片に矩尺の仕様を書いても示し
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
こうれああ穿れ、ここをどうしてどうやってそこにこれだけ勾配こうばいもたせよ、はらみが何寸くぼみが何分と口でも知らせ墨縄なわでも云わせ、面倒なるは板片いたきれに矩尺の仕様を書いても示し
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)