“縄墨”の読み方と例文
読み方割合
じょうぼく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自ら縄墨じょうぼくつかさどつて一宇の大伽藍がらん建立こんりゅうし、負ひ来りたる弥勒菩薩の座像を本尊として、末代迄の菩提寺、永世の祈願所たらしめむと欲す。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
社会の縄墨じょうぼくを逸した飄骨ひょうこつ精悍せいかんなだけに、よくそれを導けば、天下の良民とはいかなくても、乱に用いて乱を治めるには足る者どもでございます
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
町住居などをなさろうというのはやはり浮世の縄墨じょうぼくにはずれた、異を樹てることなのでございますとな。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)