“縄切”のいろいろな読み方と例文
旧字:繩切
読み方割合
なわき40.0%
なわきれ40.0%
なわッきれ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし子供達こどもたちは、縄切なわきれや、おもちゃの十手じってをふりまわしながら、あちらへはしっていきました。子供達こどもたち盗人ぬすびとごっこをしていたのでした。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
怒った時には、縄切なわきれを振りまわしてエルサレムの宮の商人たちを打擲ちょうちゃくしたほどの人である。決して、色白の、やさ男ではない。
花吹雪 (新字新仮名) / 太宰治(著)
多「なんてえ事なしにすたりになるものは、烟草たばこでも草履草鞋のらなくってみんなが棄てるのは、縄切なわッきれでも紙屑でも、何でもハア貯めて置いて売りやんす」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)