“ひじき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鹿尾菜38.5%
羊栖菜15.4%
肘木15.4%
鹿角菜15.4%
比自岐7.7%
鹿菜7.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朋輩女郎の話で無ければ『二じき鹿尾菜ひじき』といつたやうな所謂苦界の勤めの悲しい囘想談である。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
「字のことになると、自慢がないから、八も可愛らしいよ、——それにしても、こいつは鹿尾菜ひじきをバラいたやうぢやないか、お前讀んで見な」
煮肴にざかな羊栖菜ひじき相良麩さがらぶが附けてあると、もうそろそろこの嗅覚きゅうかくhallucinationアリュシナション が起り掛かる。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
羊栖菜ひじき 一五・七四 一一・三七 〇・四九 五四・八四 — 一七・五六
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
何よりかより面倒なる真柱から内法うちのり長押なげし腰長押切目長押に半長押、縁板えんいた縁かつら亀腹柱高欄垂木たるきます肘木ひじき
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それはおもての舟梁ふなばりとその次の舟梁とにあいているあなに、「たてじ」を立て、二のたてじにむねを渡し、肘木ひじきを左右にはね出させて、肘木と肘木とを木竿でつらねて苫を受けさせます。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
己もあんまり腹が立ったから、何うかして意趣返いしゅげえしをしてやろうと思って、此間こねえだ鹿角菜ひじき油揚あぶらげのおさいの時に、お椀の中へそっと草鞋虫わらじむしを入れて食わせてやっただ
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
たとい金は貸さないまでも、遠国から出て来て、久しぶりで尋ねて来たのだ、此様こんうちへ泊りはしないが、お疲れだろうから一泊なさいとか、また鹿角菜ひじきに油揚の惣菜では喰いもしないが、時刻だから御飯をとか世辞にも云うべき義理のある愚老を
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
併しおかづは手輕てがるだ、葡萄豆ぶだうまめ紫蘇卷しそまき燒海苔やきのり鹿菜ひじき蜊貝あさりのおつゆ………品は多いが、一ツとしてたすにりるやうな物はない。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)