“りうぐう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
龍宮80.0%
流寓20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燈火ともしびあぐる龍宮りうぐう
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
うみみどりさけなるかな。後苑こうゑん牡丹花ぼたんくわ赫耀かくえうとしてしかしづかなるに、たゞひとめぐはち羽音はおとよ、一杵いつしよ二杵にしよブン/\と、ちひさき黄金きんかねる。うたがふらくは、これ、龍宮りうぐうまさときか。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
私が不精ぶしやうで返事をせぬのを、君は意に介せない。津下君は私に面会してから、間もなく大学を去つて、所々に流寓りうぐうした。其手紙は北海道から来たこともある。朝鮮から来たこともある。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)