流寓りうぐう)” の例文
私が不精ぶしやうで返事をせぬのを、君は意に介せない。津下君は私に面会してから、間もなく大学を去つて、所々に流寓りうぐうした。其手紙は北海道から来たこともある。朝鮮から来たこともある。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)