“凌霄花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のうぜんかずら50.0%
のうぜんかづら25.0%
のうぜん12.5%
トランペツトフラワア12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凌霄花のうぜんかずらはますます赤く咲きみだれ、夾竹桃きょうちくとうつぼみは後から後からとほころびては散って行く。百日紅さるすべりは依然として盛りの最中である。
虫の声 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
凌霄花のうぜんかづらはますます赤く咲きみだれ、夾竹桃の蕾は後から後からと綻びては散つて行く。百日紅は依然として盛りの最中もなかである。
虫の声 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
ひとつにでつちて、葡萄ぶだうふさ一粒ひとつぶづゝくちはないたやうで、手足てあしすぢ凌霄花のうぜんあざむく。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
銀泥に朱の馬鞭草うまつゞらと、金色の凌霄花トランペツトフラワアを鍍金した総鞣皮張りの小箱であるが、殊の他に大きな音響を発するので
酒盗人 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)