“凌州”の読み方と例文
読み方割合
りょうしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凌州りょうしゅう団練使だんれんし単廷珪ぜんていけい魏定国ぎていこくという二大将は、とみに近ごろ勇名のある者、これに郷軍の大兵と、禁軍の精鋭をそえ、水滸すいこ討伐の勅命をくだし給わらば
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし凌州りょうしゅうの野で、二箇月にわたる戦いのすえ、ついに呉用そのほかの助勢もあって、関勝かんしょうはそれに成功し、ぜんの二大将を、とうとう梁山泊の仲間へ誘い入れてしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それのみでなく、この凌州りょうしゅうの戦いによる副産物として、黒旋風の李逵りきが、枯樹山の山賊、喪門神そうもんしん鮑旭ほうきょくと、相撲とり上がりの没面目ぼつめんもく焦挺しょうていという二人をも仲間につれて帰って来た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)