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曠
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むなし
ふりがな文庫
“
曠
(
むなし
)” の例文
しかし第一の「徳川家康篇」だけは幸ひにも未成品に
畢
(
をは
)
つてゐない。いや僕の信ずる所によれば、寧ろ前人を
曠
(
むなし
)
うした、
戞々
(
かつかつ
)
たる
独造底
(
どくざうてい
)
の完成品である。
大久保湖州
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
己はかう思つたのである。己は長い間留守を明けてゐた。長い間君に背いて交情を
曠
(
むなし
)
うしてゐた。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
かゝる文壇の
慈氏
(
みろく
)
、詞場のメシヤスは果していつか出現すべき。獨逸にレツシングといふものありき。彼は筆戰の間に名を成して、
屍
(
かばね
)
を馬革に
裹
(
つゝ
)
まむの志を
曠
(
むなし
)
うせざりき。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
お前はゆうべも職を
曠
(
むなし
)
ゅうしなかった。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
神の泉の霊験を
曠
(
むなし
)
くせぬようになさい。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
曠
漢検1級
部首:⽇
19画
“曠”を含む語句
曠野
曠々
曠古
曠着
曠達
曠日
大曠野
曠劫
曠世
曠原
曠茫
曠野集
曠日弥久
曠量
清迥閑曠
曠衣裳
曠衣
曠草
蕭散閑曠
曠職
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