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曠茫
ふりがな文庫
“曠茫”の読み方と例文
読み方
割合
こうぼう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうぼう
(逆引き)
折しも、秋の半ば、帝と皇后の
輦
(
くるま
)
は長い戟を揃えた御林軍の残兵に守られて、長安の廃墟を後に、
曠茫
(
こうぼう
)
たる山野の空へと行幸せられた。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あるいは下りあるいは登り、道なき道を突き進み、一
刻
(
とき
)
あまり進んだ時、忽ち
曠茫
(
こうぼう
)
たる
芒
(
すすき
)
の原、星の
下辺
(
したべ
)
に見え渡り、一群色濃き森の中よりわずかに見える灯の光。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
だが、あたりは依然として、人家さえ視界から取払われた、
曠茫
(
こうぼう
)
とした荒野にとりかこまれていた。
自殺
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
曠茫(こうぼう)の例文をもっと
(3作品)
見る
曠
漢検1級
部首:⽇
19画
茫
漢検1級
部首:⾋
9画
“曠”で始まる語句
曠野
曠
曠世
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“曠茫”のふりがなが多い著者
蘭郁二郎
国枝史郎
吉川英治